遺産を巡って子供達の間に争いが起こらぬよう、弁護士と共に公正証書遺言を作成した事例
Bさんには子供が二人いて、長男夫婦と同居していました。娘は結婚していて別に生活していました。Bさんは、妻の死亡後に自分を引き取ってよく世話をしてくれている長男夫婦に多めに遺産を相続させたいと思い、弁護士に相談しました。
弁護士は、法的にもっとも信頼できる公正証書遺言を作成することを勧めました。そして、Bさんの保有する財産を長男に多く遺贈するという内容の公正証書遺言を公証人役場で作成しました。弁護士は、遺言執行人に指名され、遺言書原本を預かりました。
Bさんは遺言書の付言で、遺言の趣旨を記し、子供達が自分の遺志を受け入れ、後々まで円満な関係を続けるように望んでいることを伝えようとされています。