解決事例 | 高の原法律事務所(奈良弁護士会所属)

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解決事例

離婚

不倫を繰り返す妻が離婚を拒否。弁護士が粘り強く説得し、8回目の調停で離婚が成立した事例

Eさんは、妻と結婚後、3人の子供に恵まれ、通常に家庭生活を送っていました。会社では、企業戦士として、早朝に出社し、帰宅するのは夜の12時であり、毎日クタクタの生活でした。しかし、妻はそのようなBさんの世話をよくしてくれていました。
 
ところが、結婚後10年ほどすると、次第に妻は酒におぼれるようになり、家事もおろそかになりました。さらに、出会い系サイトから他の男性とつき合うようになりました。Eさんは、子供がまだ小さいことから、しばらく我慢して関係修復に努めました。しかし、その後も妻の態度は変わりませんでした。
 
Eさんは我慢できなくなり、妻に離婚を迫りました。しかし、妻は離婚を拒否し、全く話し合いになりませんでした。そこで、Eさんは何とか離婚をしたいと考え、弁護士に依頼をしました。弁護士は、この件は調停でじっくりと話し合うのがよいと考え、家庭裁判所に調停申立をしました。
 
当初、妻は離婚には応じず、切迫感もありませんでした。Eさんとしては、なんとしても離婚したいと考えていたので、裁判も想定していました。

弁護士は、裁判の可能性も含めて状況を説明し、じっくりと調停を進めました。当初、離婚を拒否していた妻ですが、徐々に状況を理解するようになり、離婚に向けての話し合いが進むようになりました。妻の心配は、今後の子供のための費用でしたので、Eさんとしても、現在可能な精一杯の養育費の提案をしました。
 
弁護士としては、このような事案で裁判になると、Eさんの家族全員の関係が悪化し、今後のためには良くない、絶対に調停で解決することがよいと考えていました。そして、最後は弁護士が妻と直接話をして、状況の理解と解決への協力を求めました。
 
その結果、妻も理解を示し、8回目の調停期日において、ついに調停離婚が成立しました。調停申立から実に10ヶ月経過していました。裁判をしていたら、判決までにさらに1年はかかっていたでしょう。また家族に禍根を残し、スムーズに妻に自宅を退居してもらえないことだったでしょう。

Eさんは、裁判までいたらずに、無事に離婚することができ、満足できる結果になりました。

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