解決事例 | 高の原法律事務所(奈良弁護士会所属)

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解決事例

離婚

養育費を拒否する夫と弁護士が交渉、公正証書で養育費の支払いを認めさせた事例

Eさんは、性格の不一致から夫と不仲になり、夫は別居するようになりました。その後、親族会議が開かれ、夫婦の離婚の話がされました。

夫は、Eさんが住んでいる自宅のローンは支払うが、養育費は支払えないと言ってきました。しかし、Eさんはその条件に納得がいかず、弁護士にこの件を依頼しました。

Eさんの希望としては、子供達の養育費は適正な金額をもらいたいことと、繊細な長男への影響をできるだけ少なくするため、中学卒業する1年余りは自宅で暮らしたいということでした。

夫の方にも弁護士がつき、弁護士同士の協議となりました。一番の課題は、子供のためにしばらく自宅で暮らしたいEさんと、自宅ローンに苦しむ夫との調整でした。

夫は自宅を売却することを宣言し、その意思は強硬でした。Eさんは非常に悩みましたが、今後の生活のことを考えて、子供達を説得し、実家に子供達と移り住むことを決断し、引っ越しをしました。

こうして、自宅の問題が解決すると、あとは離婚条件の交渉となり、Eさんは養育費8万円を受け取る内容で合意ができ、公正証書も作成して、協議離婚が成立しました。

Eさんは、弁護士に初めて相談に来た時は、精神的に非常に疲れて、表情も暗かったのですが、自宅へ引っ越しをし、無事に離婚をすることができると、精神的にも楽になり、表情は次第に明るくなり、最後は笑顔が出るようになりました。現在新しい環境の中で生活をし、着実に将来に向かって進んでいます。

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